当院の矯正歯科

矯正歯科治療は、基本的に健康保険の適応外ですので、費用負担も大きくなるように感じられると思います。しかし、当院では早期治療は永久歯の矯正治療よりも費用が安く、また、お子さまのうちに矯正をすることで、永久歯の矯正治療自体が必要なくなることもあります。もし、治療後に永久歯の矯正が必要となっても、早期治療を行っていない場合と比べて、総額の治療費を安く抑えることができます。

早期治療では、必然的にあごの骨の拡大がなされます。また個人の歯のサイズに合わせて、きれいな前歯と奥歯の噛み合わせを作ることを目指しますので、後の永久歯への生え変わりもスムーズにいきます。

結果として「歯を抜かない矯正治療」を行うことができます。

矯正の早期治療は小学校低学年ぐらいに行います。この時期に治療をお勧めする理由には「自分の歯についての説明が、ある程度理解できること」「反抗期前であること」ということもあります。

矯正治療を成功させるためには、歯科医院・ご本人・ご家族の３者の協力が必要不可欠です。ご本人の意思に関わらず治療を強制してしまうことは、いくらご家族が望まれたとしても、当院ではしたくありません。無理に治療をすれば、結局、3者が心を痛める結果に終わることが圧倒的に多いからです。

また、反抗期の矯正治療では、患者さま本人とご家族の関係がデリケートな状態になることがあったり、部活や塾が優先になり、思うように治療が進まなくなってしまうこともあります。食生活やご自宅でのケアについて親御さんが把握できない場合には、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなり、矯正治療を中断してその治療を行わなければいけなくなることもあります。

早期治療では、あごの骨の成長や歯の生え変わりのタイミングを利用して、より効果的な矯正治療を行っています。乳歯がもうほとんど無い、あるいはすべて永久歯に生え変わったというお子さまでも、成人よりも、小中高生のほうが歯の移動をスムーズに行うことができます。

大人でも、年齢に関係なく矯正治療は可能です。しかし、成人での矯正治療で得られる結果やリスクも考えると、早期からの治療のほうがリスクも少なく、メリットが多いといえるでしょう。